「あいみょんみたいな彼女が欲しい」。そんな言葉を、最近やたらと耳にする。代表曲「マリーゴールド」や「裸の心」で“女子の気持ちを代弁してくれる歌姫”と称されることが多かった彼女だが、実は今、男性層からの熱烈な支持を集めている。
「いや、むしろ男にこそ刺さるんだよ、あの歌詞は」と、ある週刊誌編集者は語る。続けてもらおう。
「強がりと本音の間を、絶妙な温度で歌っています。彼女の歌詞には、昔の感情の“未処理”性があるんです。処理しきれなかった過去の恋とか、うまく言語化できなかった“好き”という感情を思い出させます」
音楽ライターの間では、“あいみょんの声は元カノの記憶を呼び起こす”という説もある。
「地声っぽいのに耳に残る」「飾ってないけど艶っぽい」…そんな声質が、過去の恋愛の“残り香”と絶妙にリンクするのだとか。
さらに、あいみょんの人気を語るうえで無視できなさそうなのが、「顔立ちの“癖になる感じ”」と、前置きして、さる芸能関係者はこう証言する。
「目が気持ち離れ気味なのは独特の艶っぽさがあって、いつの時代も男性に人気な1タイプだと思います。安室奈美恵さんや小松菜奈さんなどもそうじゃないですか?あいみょんは絶妙なバランスで色香も愛嬌もあり、あのタモリさんが『ブラタモリ』(NHK)にナレーターとして起用したり、明石家さんまさんがファンを公言しているのは、歌だけでなく、その雰囲気面も大きいのでは…」
女性アーティストの多くが“女性に好かれる女性像”を意識する中、あいみょんは中性的。服装はヴィンテージTにゆるパンツ、言動もサバサバ、メイクも控えめ。その媚びないスタンスに、「理想の色香」が潜んでいるのか。
「理想の彼女って、実はあいみょんだったのでは…?」と語るのは、都内の広告代理店勤務の男性。「頑張りすぎてない。でも情熱はある。笑うとあどけなくて、でも時々、人生の核心を突いてくる。そんなギャップにやられた男、周りにけっこう多いですよ」
男たちは今日も、あいみょんに恋をしている。それが報われようが、報われまいが、彼女の歌声がある限り、セカンドシングルで大ヒット曲の「愛を伝えたいだとか」な気持ちになっている?