5月23日放送の「イグナイト‐法の無法者‐」(TBS系)第6話で過去が明かされた高井戸斗真弁護士を演じている三山凌輝。舞台となっている「ピース法律事務所」を裏切るような形で、千賀光一弁護士(田中直樹)が所属する「スリースター法律事務所」に移籍した高井戸(三山)だったが、実は「ピース法律事務所」代表の轟謙二郎(仲村トオル)が、高井戸を「千賀を裏切らせる」ために仕向けたことだったと判明した。
なぜ轟は高井戸にそんなことをさせようとしたのか。それは「作れる事実は作る」という弁護方針の千賀が、14年前に捏造した証拠のせいで裁判に負けてしまった「高井戸工業」の息子が、三山演じる高井戸斗真だったからだ。高井戸が弁護士を目指すきっかけとなったのがこの「過去の事実」で、結果的に高井戸は千賀に復讐を遂げ、「ピース法律事務所」に戻って来るという、スカッとするストーリー展開となった。
ドラマでは、大学進学をせずに弁護士を目指す決意をする高校生時代の高井戸(三山)が登場したのだが、弁護士になった高井戸は前髪を上げているのに対し、高校時代の高井戸は前髪を下ろしたヘアスタイルで登場。三山が前髪を上げるか下げるかでかなり印象が違うことに驚いた。
そんなドラマ放送の翌日である24日には「週刊文春電子版」で【「BE:FIRST」三山凌輝(26)懺悔告白(1)「彼女に甘えてしまった」「他の女性と会ったのは事実」Rちゃんへの“1億円貢がせ”と浮気癖】という三山の独占インタビューが公開された。そしてこのトップページに掲載されている写真の三山は、白いシャツに“高校時代の高井戸”と同じく前髪を下ろしたヘアスタイル。いくら演じている役と三山本人は違うとわかっていても、爽快感を味わったばかりだったから、何ともモヤモヤした気分になった。
2016年に俳優デビューした三山は7人組ダンス&ボーカルグループ「BE:FIRST」のRYOKIとしても21年にデビューしているが、この週刊文春電子版のインタビュー公開の翌25日、業務委託先の音楽事務所が、RYOKIとしてはBE:FIRSTの7月5日のシンガポール公演をもって活動休止すると、一方の三山凌輝としての所属事務所は、すでに決定している仕事はサポートするが、今後独立し活動を一時休止すると、それぞれ声明を発表している。
それにしても、「白シャツに黒髪」というスタイルは、いつから「反省」や「謝罪」を表す「定番スタイル」になってしまっただろうか。さらにモヤモヤした気分が深まった。
(森山いま)