大人の女性の「ある表情」にゾッとする人は多いようです。
「ゾッとする」と聞くとホラー的な要素を連想するかもしれませんが、今回取り上げるのは“内心で何を考えているかわからない”的なつかみどころのなさ、もっと言うと「性格が悪そう」といったマイナスの印象を与えやすいといった類の「ゾッとする」です。
意外と無意識にしてしまう人も多いその“表情”について、心理的な側面も含めながら元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが解説します。
■周囲を「ゾッ」とさせる40代以上の女性の表情とは?
真剣に話を聞いているときや集中しているときほど、自分の表情には無頓着になりがち。本人は深く考えていなくても、周囲がギョッとする(ゾッとする)雰囲気を醸しているのも、ありがちかもしれません。
中でも、年齢を重ねた女性が特に気をつけたいのが「作り笑顔の奥に潜む怒りや見下し」を連想させる表情です。
一見にこやかなのに目が笑っていなかったり、笑顔なのにキツい表現を連発していたり…といった表面上の顔と内心にギャップを感じさせる表情は、周囲の寒気を誘う(ゾッとさせる)典型のひとつであると同時に、40代以上の世代が無意識にやりがちな表情とも言えるでしょう。
そしてこの“作り笑顔と奥の感情のギャップ”は、主に年下の世代から「性格悪そう」「怖い」などの悪評が立ちがちな面も否めません。
■素直で性格のいい40代ほどやりがちな面も
ところで「作り笑顔の奥に潜む怒りや見下し」は、“根が正直”な人ほどやってしまいがちな表情でもあります。
つまり周囲は表面の表情と内心のギャップを理由にゾッとしているわけですが、その奥に潜む怒りや見下している本音が他者からわかるほどにまで表に現れてしまっている時点で、本当は「素直で性格のいい人」である可能性も低くないというわけです。
しかし目下の世代からすると、年上の女性が見せる“目が笑っていない笑顔”や“端々に出る上から目線的な発言”は、その真意を探るよりもただただ「ひたすら怖い」となりやすく、いわゆるお局様的な近寄りがたさを感じるきっかけにもなりがちなようです。
年齢を重ねると、自身の経験値も影響してダメな発言やイケてない行動への怒りや見下しの感情が内心で湧きやすいのも、また事実。それでも円滑な人間関係のためにと無理に笑顔を見せているにもかかわらず「怖い」と思われるなんて、なんともやるせない現実でもあります。
しかし年下の世代からすれば、些細なきっかけひとつで40代以上の年上の女性が「怖い存在」になりやすいのも事実なのでしょう。
筆者自身も襟を正していこうと決意した次第です。
(元市議会議員・メンタル心理カウンセラ/並木まき)