【7月5日予言】鈴木おさむ氏の「東京脱出宣言」に「社会への悪影響」が指摘されるワケ
漫画家・たつき諒氏が「私が見た未来 完全版」で大災害を予言した「7月5日」が近づいている。
「本当の大災難は2025年7月に」と帯に記された同書。これまで様々な災害の“予知夢”を見たという作者が、「南海トラフ地震の想定をはるかに超える壊滅的な大津波が日本の太平洋側を襲う」といった予言を綴っているのだ。
たつき氏自身は「7月5日に災害が起きる」とは明言していないものの「夢を見た日が現実化する日」とも記しているため、ネットを中心に「7月5日が危ない」とのウワサが拡散。
その波紋は国内だけにとどまらず、アジア圏でも日本行きの飛行機の予約キャンセルが相次いでいる。
一方、科学的な根拠が皆無なことから、気象庁の野村竜一長官は「デマと考えられるので心配する必要は一切ない」と6月の会見で発言。「根拠のない情報で振り回されている方々がいること自体が残念」とまで言い切った。
こうした中で「東京脱出」を宣言したのが元放送作家の鈴木おさむ氏。
「鈴木氏は7月1日発売の『週刊SPA!』のコラムの中で『東京にいるのが嫌だから、息子と2人で旅行に行くことにした』と、7月5日に東京を離れることを宣言。このコラムはSNS上でも話題となり、鈴木氏の判断について賛否が分かれています」(テレビ関係者)
もっとも、この宣言について同関係者は「個人的には、まったく好ましいとは思えない」と語る。
「ただでさえ、多くの人が『7月5日の予言』に不安を抱き、食料品の買い占めなどのパニックに発展する可能性もある中、高い知名度を持つ鈴木氏が『東京脱出』を公言することで根拠のないウワサ話にお墨付きを与えてしまっている。このコラムで鈴木氏は防災意識を高める必要性を訴えていますが、デマに踊らされるのとは別の話。ご自身が東京から出られるのは自由ですが、社会に与える悪影響を考えてから発信すべきだったのはないでしょうか」(前出・テレビ関係者)
予言が外れることを祈りたい。
(塚原真弓)
