伊藤健太郎が“ガムシャラじゃなかった”初オーディションを回顧で蘇る!AKBセンターにもいた“似たタイプ”
俳優・伊藤健太郎の芸能界入りは“やる気のなさ”が功を奏したのだとか。俳優・小沢仁志の公式YouTubeチャンネル「笑う小沢と怒れる仁志 / 小沢仁志」にゲスト出演(6月28日付)し、役者を目指すキッカケとなったオーディションを振り返っている。
伊藤は、本格的に俳優業を始めようと思い立った出来事として、初めて参加したオーディションを挙げ、「やりたいと思って行ったわけじゃなくて、何となく(周りに)言われたから行ってみようかなぐらいのノリで行って。それで、自分と同い年くらいの子たちがもう死に物狂いでやってたんですよね」とまずは語った。他の候補生とのギャップを感じたというわけだ。
続けて、「で、それがちょっとカッコよく見えたのと、何にも準備しないで行った自分、カッコ悪いかもしんないっていう、何かこのムカつきが、とりあえずこれどうにかしようと思って『やってみよう』って続けてたら、今に至るみたいな感じですかね」と、徐々に熱が入っていったと回想した。
これを聞いた小沢は「でも、意外にガムシャラにやってる人間が落ちて、何もやってないお前が通っちゃったりする。この業界って多いよ」「オーディションでオレも担当やってて、審査する側に座るじゃん。“構えてます!”みたいなヤツが来ると、(オーディション参加者が)5人しか来ないで5人で終わるなら別だけど、何百人ってなると、飽きてくるんだよ。そういうのに対峙するのに。疲れちゃう」と回顧。自身が審査をする側の経験も踏まえながら語り、逆に力の抜けた候補者のほうが「『あいつ、面白くね?』になったりする。意外にね」と話していた。
伊藤も、以前にオーディションで役を勝ち取った作品で、後になって監督に「何であんなにいっぱいいて(合格が)オレだったんですか?」と聞いたところ「お前が一番態度が悪かったから」「芝居は見てない」と教えてくれたという。
「伊藤とそっくりなエピソードを語ったことがあるのが元AKB48で女優の島崎遥香。彼女はこれまでに何度か、2009年に参加したAKB48の9期生オーディションでの出来事を振り返っているんですが、もともとオーディションには熱心な友人の付き添いという感覚で参加したと説明していましたね」(テレビ誌ライター)
昨年2月放送の「なりゆき街道旅」(フジテレビ系)では、「オーディション、落ちると思いましたもん。歌唱審査で歌ってないです。歌が好きじゃないというか、聞くのは好きなんですけど、歌うのは得意じゃなくて。AKBの曲も知らないので歌えなかった」「秋元(康)さんがいて、“普段カラオケ行かないの?”って言われて。“行きません”って言って。ああ、落ちたな…と思いました」と明かしていたものだが、
「結果的には9期の期待の星として加入。センターにまで抜擢されることになりましたからね」(前出・テレビ誌ライター)
島崎の場合も、多くの候補者がグイグイと意気込みながら参戦する中、彼女の脱力した雰囲気やマイペースな空気感が、良い意味で審査員側に響いた、ということだろう。
(木村慎吾)
