美味しく美と健康を育むために大切な「定時腹八分目」のメリット
私たちが本来持つ力を最大限に引き出すために大切なのは、エネルギー源にも体の素ともなる日々の食事です。簡単に実践できる「決まった時間に食事を取り、腹八分目に抑える」というシンプルな習慣で、美と健康の土台を整えていきましょう。
■“決まった時間”に食べるメリットとは?
私たちの体には体内時計と呼ばれる生体リズムが備わっているため、決まった時間に食事を取ることは体内リズムに合わせて効率的に消化器官を働かせることにつながります。逆に、不規則な食事は消化酵素の分泌や腸の動きを不安定にし、消化不良を起こす原因になってしまいます。体内リズムを整えて内臓への負担を抑えることは、肌のターンオーバーや髪の健康、そしてダイエットの成功にも直結するのです。
■“腹八分目”に抑えるメリットとは?
「もう少し食べたかったな……」と感じるくらいで箸を置き、食事を終えるのが“腹八分目”です。満腹まで食べてしまうと消化器官の働きをフル活動させてエネルギーを消費してしまうため、これを防ぐことができます。消化に負担がかかり過ぎると、疲れやすさや肌荒れ、くすみの原因にもなってしまいます。腹八分目は、内臓を大切にしてデトックス作用を高めることにもつながります。また、血糖値の急上昇を防いで食後の眠気や集中力の低下を防ぎ、日中のパフォーマンス向上にも役立ちます。
■「定時腹八分目」の始め方
始め方は簡単です。朝食、昼食、夕食の時間を固定し、できるだけ毎日同じ時間に食事を取るように心がけ、よく噛んでゆっくりと食事を味わいながら腹八分目で終えるだけ。一口30回を目安によく噛むようにすると、満腹中枢が刺激されやすくなって食べ過ぎずに腹八分目に気付きやすくなりますよ。
当たり前のような一見地味に思えるこの方法こそ、健康の土台を整えて人間本来の力を引き出してくれるのです。日々の食事を振り返り、ぜひ美と健康をアップデートしてくださいね。
(Nao Kiyota)
