後輩から「話しかけにくい」と思われる40代女性の“魔のムード”
職場の後輩とうまくやっていきたくて努力をしていても、なぜか年下の世代から「話しかけにくい」と思われてしまう女性もいます。
上から目線、お説教口調、過去の自慢が多い…など年齢を重ねた女性がやりがちな「わかりやすい“近づきにくいさ”」の要素がなくても、とあるムードがあるだけで年下世代は萎縮してしまうことも!
元議員でありメンタル心理カウンセラーの並木まきが、40代以上の女性が醸しがちな“魔のムード”を深掘りします。
■仕事をこなしている姿だけで「近づきにくい人」に見える!?
年齢を重ねるとともに、若い頃のように仕事が進まなくなった!同じ仕事をするのにも以前より時間がかかる…。
こんなシチュエーションは、大人の女性だと比較的“あるある”ですよね。体力や気力が30代までよりも下がってしまっていて、体調によっては自分の仕事をこなすだけでもいっぱいいっぱいになりがちです。
けれどこれこそが、年下世代から「話しかけにくい」と思われる要素につながりかねない理由なのです。
実際の業務はそこまで多忙ではなかったとしても、余裕を感じさせない立ち居振る舞いを見せれば、周囲はプレッシャーや壁を感じてしまい「邪魔をしてはいけない」という気遣いから、話しかけにくいムードが出来上がってしまいがちに…。
■年下世代を遠ざけるこんな動作に気をつけて!
☆キーボードを打つ音が大きく、常にせかせかしている
☆誰かと目が合っても無反応
☆移動中も資料を見ていて隙がない
☆前のめりで椅子に座り緊張感を保っている
…こんな姿が常態になっていると余裕がない印象が強まってしまい、話しかけにくい雰囲気が強まります。
表情に余裕がなければピリついて見えやすい面もあって、そのうちに「怖い人」のレッテルまでも貼られかねません。
ひとたび「怖い先輩」の印象が根付いてしまえば、後輩との信頼構築やコミュニケーションも難しくなりがち。どんな時もおおらかなムードを意識していくといいかもしれません。
大人世代は、“余裕”が頼りがいにつながる側面も否めないだけに、デスクでの表情や姿勢に“余白”を持たせる心がけが、目下の世代からの信頼にもつながります。
40代は、年齢的に体力や集中力にも課題を感じやすいお年頃。でも本人は必死になっているだけなのに、周囲から怖がられるような “がっかりの事態”は、できる限り避けていきたいものです。
(元市議会議員・メンタル心理カウンセラー/並木まき)
