【ひとりでしにたい】小関裕太“鳴海の弟の聡”に起きた「最終回大ブーイング」の元凶は「長男教」!
8月2日が最終回だったドラマ「ひとりでしにたい」(NHK)で、これまでは目立たなかった主人公・山口鳴海(綾瀬はるか)の弟である、小関裕太演じる弟の聡が大ブーイングされている。
ドラマの放送直後には「X」上に「#ひとりでしにたい」「#弟」が続出。前クールで大好評だったドラマ「波うららかに、めおと日和」(フジテレビ系)で小関が演じた、白い海軍の軍服がよく似合う「デキるモテる深見龍之介」がハマリ役だと言われていただけに、「あんなにカッコよかった小関裕太が鳴海の弟のクソ野郎になってて腹立つ」
「久しぶりにクソ男の小関裕太を見た。なんだよコイツ!」「嫁にも無自覚にモラハラしてそうだな聡は。深見中尉が懐かしい」といった怒りにも似た批判の声が続出。それだけ小関の演技が「リアル」だった。
鳴海の弟・聡(小関)は、両親(國村隼、松坂慶子)の今後を鳴海と鳴海の「彼氏」を装った那須田(佐野勇斗)、さらに両親と自身の嫁・まゆ(恒松祐里)がいる敷居の高そうな料理店での食事の席で、両親の介護は結婚していない鳴海がやるべき、自分は結婚して子どもの顔を見せた時点で親孝行は終了しているから両親の介護はしない、鳴海が介護離職したとしてもまた仕事に復帰すればいいだけのこと、那須田と結婚するなら仕事を辞めて主婦になり介護をすればいい、那須田も姉=鳴海は年齢的に出産に「無理がある」けれどそれでいいのか、といったことをごく普通に淡々と話したことで、女性視聴者からブーイングされているのだ。
さらに父・和夫(國村)が、「年齢的に子どもは無理がある」と聡が言ったところでやっと「お前、それはさ…」と次の言葉をストップさせたが、聡の失礼な発言の数々を叱ることはナシ。両親の代わりのように、那須田が鳴海の名誉を守るために「(鳴海に)謝ってください」と聡に詰めよる様子に、ネット上には「聡がこういう男に育ったのは両親のせい」「弟がこの家の長男だから大事にされすぎて、こんなクソ男になっちゃんたでしょ。日本の親のほとんどが長男を猫かわいがりしてクソ男に育てる”長男教”だから」「“長男教”がクソ弟の元凶」「長男教は本当に迷惑。でも長男教じゃない親ってこの世にいるのかな?」といった声が続出している。また、「最終回のもっとも視聴者がドキドキしたシーンは那須田の『謝ってください』だよね」と指摘する声も少なくない。さらには、「鳴海と那須田の関係性の変化をもっと見ていたい」「これで最終回はイヤだ」といった声も見逃せない。
最近のNHKドラマは面白い作品が多い。どうか「ひとりでしにたい」の続編を作ってほしい。
(津島修子)
