「ミーガン2.0」劇場公開中止に相次ぐ“不吉な憶測”!映画関係者が「極めて賢明な判断だった」と語るワケ
今年10月10日に日本で公開される予定だったサイコスリラー映画「M3GAN/ミーガン 2.0」の公開中止が8月1日に発表され、映画ファンの間で衝撃が広がっている。
2022年に全米で大ヒットした映画「M3GAN/ミーガン」の続編となる同作。暴走する「お友達AI人形」が引き起こす様々な惨劇を描いた前作の2年後が舞台となる。今作は6月26日に全米公開され、日本での上映に向けて期待が高まっていた中、突如中止が発表されたのである。
この決定について映画関係者は「公開中止の理由について詳細な説明がなかったことで、様々な憶測を呼んでいる」と語る。さらにこう続ける。
「ネット上では『コンプライアンス的に問題のあるシーンがあったのではないか』との見方に加え、ホラー作品だけに『なにか不吉な出来事があったのもしれない』との声まで散見される。ただ業界内で聞こえてくる話だと、そういった事情ではないようなんです」
なぜ「ミーガン2.0」は公開中止になったのか。
「前作は全米公開の初週に3000万ドル以上の興行収入があったのですが、それが今作では約3分の1に落ち込んでしまった。プロデューサーを務めたジェイソン・ブラム自身もインタビューで大コケを認める発言をしていて、本国では失敗作の扱い。おそらくビジネス的な観点から、日本で公開すべきではないと判断したのでしょう」(前出・映画関係者)
もっとも同関係者は「今回の決定が『新たな商機』につながるかもしれない」とも指摘する。
「突然の劇場公開中止で日本中の多くの人が『ミーガン2.0』に関心を抱いたことは間違いない。今後、有料のネット配信で人気作となる可能性が飛躍的に高まりました。劇場公開に必要なコストと公開中止発表がもたらす宣伝効果を考えると、極めて賢明な判断だったのではと思います」(前出・映画関係者)
配信の日を待ちたい。
(塚原真弓)
