【節水で起きる「トイレ詰まり」】ネコを飼っている人も要注意!「流してはいけない」まさかのモノとは
食料品から日用品など、様々なものが値上がりしている昨今。節電や節水を心掛けている方も少なくないのではないでしょうか?
けれども、節水をするあまり「トイレが詰まった」との問題がしばしば起きています。トイレが詰まると、困りますよね。一戸建てなら自分の家だけが被害を受けるだけ済みますが、集合住宅の場合、別の部屋に住んでいる人にも迷惑をかけてしまう可能性もあるので気を付けたいところです。
都内で、築40年越えの中古マンションに越したKさん。室内はフルリノベーションされた快適な部屋だったのですが、引っ越してから1週間も経たないうちにトイレが詰まってしまいました。
慌ててラバーカップ(通称・スッポン)を購入して対処しようとしましたが、うまくできず専門業者を呼んで直してもらったそうです。その後で業者の方から「築年数の古い集合住宅は、配管設備が古くなったままで使用していることが多く、詰まりやすいんです。たとえ“小”であっても、トイレットペーパーを流すときは、“大”で流してください。特に、新しいタイプの便器はすでに節水タイプのものが多いので“大”で流すことをお勧めします」と、アドバイスされたそうです。
また、Kさんはネコを飼っていたため、次のようにも注意されたそうです。「ネコは自分でグルーミングをするときに、体毛も一緒に舐めとってしまいます。それは排泄されるのですが、毛は水に溶けません。それをトイレに流すと毛が蓄積されて、詰まりの原因となるので、できれば流さないほうがいいですよ」とのことでした。
確かに、水まわり住宅総合機器メーカー「TOTO」の公式サイトでも「トイレに流せるシート、流せるお尻拭きなどのシートは流してもよいですか?」という質問に対し「トイレットペーパー以外のものは流してはいけません。トイレに流せる、とうたわれている紙でも、トイレットペーパーと同等の性能がない場合があり、故障の原因になることがあります」と、注意喚起しています。ネコの排泄物は各居住地域にもよりますが、“燃えるゴミ”として処分するのが無難なようです。
