人気声優・関智一が明かす“宮野真守にトドメを刺された”瞬間「この切れ味は今の俺には出せない」
アニメ「ドラえもん」のスネ夫、「はじめの一歩」の宮田一郎、「妖怪ウォッチ」のウィスパー、「呪術廻戦」のパンダなど数々の代表作で知られ、多彩な声色と確かな演技力で知られる実力派声優・関智一が、テレビ朝日のYouTubeチャンネル「動画、はじめてみました【テレビ朝日公式】」に出演した(8月24日公開)。
同世代で「勝てない」と思った声優について聞かれると、関は「年齢的には下だけど、彼の芸歴も考えたら」と前置きしたうえで、こう明かした。
「時系列を追うと何人かいるんですけど、最終的にトドメを刺された人は、宮野真守くんです。宮野くんとは共演することが多かったんですよ。一緒にやってる時に、演じてる後ろ姿を見てたら、もうこの切れ味と瞬発力、緩急のつけ方とテンポ感、今の俺には出せないかもしれないと思って。自分の加齢による衰えと宮野くんの活きのいい上り調子と比較した瞬間があって、その時に自分の中で降参しちゃったんだよね」
関は今年53歳を迎え、宮野は42歳。だが、1993年から活動を始めた関に対して、宮野は1990年に7歳で劇団ひまわりへ入団しており、2人の芸歴は近いと言える。宮野は“イケメン声優”との呼び声も高く、日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」の人気コーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!」に出演するなどバラエティでも活躍している。
ちなみに、現在公開中のアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』で、関は鬼殺隊の柱・不死川実弥、宮野は敵となる上弦の弐・童磨を演じている。
そんなことから、「不死川が童磨にトドメを刺されちゃ話が変わっちゃうな~」なんて冗談交じりの声もあるが、どう変わっちゃうのか、物語の行方は劇場で確認していただきたい。
(所ひで/YouTubeライター)
