【8番出口】嵐・二宮和也の「アドリブ」で監督が「映画ならではの仕掛け」閃いた!「さすがNINO!」絶賛も続々のその場面とは
「二宮くんの芝居で、編集とか音を結構いじったところがあるって、今思い出した。倒れて動かなくなるじゃないですか。あそこで“映写事故みたいにしたいな”と思ったんすよ…」
「嵐」の二宮和也が主役の「迷う男」を演じる好評上映中の映画「8番出口」。去る8月8日、TOHOシネマズ日比谷で「IMAX先行上映/舞台挨拶」が行われ、その模様の一部を、YouTubeチャンネル「よにのちゃんねる」(9月3日付)で公開。登壇した川村元気監督が、あるシーンを指し、二宮のアドリブで生み出された映画ならではのギミック(仕掛け)であることを明かした。
川村氏はさらにこう続ける。
「つまり画面が止まってるし、音もしなくなるから、観てる人が『あれ?(画面が)フリーズした?』みたいな。これもうスマートフォンとかテレビじゃ絶対許されないんですよ。あれ起きたら即スワイプ(※操作されて次の画面に飛ばされる)じゃないですか。映画館じゃないと『え?この間(ま)はいったい?事故ですか』みたいな。『あ、動いた、動いた。生きてた』みたいな、ああいうのが映画館で唯一、今、たぶん提供できる観客の感情の動き方。それは、二宮くんがアドリブで、撮ってる時は(内心)『全然動かなぇな。ニノ、もういいよ動いて…』って。でもその芝居が良かったんで、そのまま活かせてもらって…」
これには動画の視聴者からも、「アドリブでも、さすがNINO!」「動かずともNINO!」との喝采がネット上に寄せられているようだ。なぜ、NINOとローマ字表記なのか。それは同チャンネル8月6日付回で、「timelesz」の菊池風磨がネットフリックスで観たというドラマ「流星の絆」(2008年、TBS系)での、主演・二宮の迫真演技に、「みんなスゴいですけど、やっぱNINO(二宮)がバケモノなんですよ。今、オレローマ字でしゃべってます、NINOね」と激賞したことから。
ちなみに、二宮が主演を務めた映画の興行収入ランキングは、1位「GANTZ」(2011年1月29日)34.5億円。2位「GANTZ PERFECT ANSWER」(11年4月23日)28.2億円、3位「プラチナデータ」(13年3月16日)26.4億円。「8番出口」は公開3日間で興行収入9.5億円突破のロケットスタートを切っており、興行収入面においても二宮の代表作となるに違いない。
(所ひで/YouTubeライター)
