チョコプラ松尾の炎上騒動を社会派YouTuberが「主語がデカすぎる」鋭く分析!
「こんばんは、“素人”です」
こんな挨拶で語り始めたのは、『日本人が知っておくべき「日本国憲法」の話』(2016年)、「日常は情報戦」(22年)などの著者であり、社会派YouTuber・KAZUYA氏。登録者64万人を抱える自身のYouTubeチャンネル「KAZUYA Channel」(9月16日付)でのことで、今回は、お笑いコンビ・チョコレートプラネットの松尾駿の炎上騒動に切り込んだ。
炎上騒動のそもそもの発端は、お笑いコンビ・アインシュタインの稲田直樹のSNSを不正にログインした男(逮捕ずみ)が、稲田に成りすまして一般女性に不適切な画像を要求するDMを送ったことだ。約1年もの間、SNSユーザーの誹謗中傷に稲田がさらされたことに触れ、YouTubeチャンネル「チョコプラのウラ」(9月10日公開、現在は削除済み)で松尾が「芸能人とかアスリートとか、そういう人以外、SNSをやるなって。素人が何発信してんだって、ずっと思ってるの…」と発言。炎上へと発展したのだ。KAZUYA氏はこう語った。
「ボクの“素人”意見で恐縮なんですが、めちゃくちゃ浅はかだと思います。まず、主語がデカすぎる」
なりすましは徹底的に罰するべきだとか、一方的な情報であやふやな情報で稲田を批判していた人を許せないというならわかるし、そういう人に同じ芸人同士として憤るのはわかるとしたうえで、KAZUYA氏は松尾についてこう続ける。
「素人って存在を差別的に見たうえで、一緒くたに扱ってしまったのが、根本的な間違いですよ…。今、誹謗中傷とか問題になってるんですけど、(日本にいる人の中で)多くの人はそれやってないわけですよ。それなのに、“素人はSNSをやるな”っていうところに極端に落とし込んでしまったのが、今回の炎上の原因なのかなと思います…。バカにしている素人に食わせてもらってるのが芸人さんなんじゃないでしょうか」
美容家でタレントのIKKOの口癖で流行語ともなった「どんだけ~」をマネて世間の注目を集め始めた松尾に、今世間は「どれだけ偉いんですか?」と問い返されているところのようだ。
(所ひで/YouTubeライター)
