「駆け込み客で大混雑」大阪・関西万博、それでも楽しめる“3穴場”を現地取材記者が厳選紹介!
大阪・関西万博は、閉幕まで1カ月を切ったことで駆け込み客が続々来場しているようだ。来場予約枠は、閉幕日の10月13日までの全日程で埋まったことが公表された。今後は、平日でも満員の日が続き、20万人前後の客が毎日来場。すでに来場予約ができている人でも、大混雑に遭うことは必至だ。
さらにパビリオンの予約についても同様で、当日の空き枠予約に参加できてもこちらも激戦。数カ月前は空き枠予約でかなりのパビリオンに申し込みができたが、今では運が良くても、人気がないパビリオンに当選するくらいの倍率で、そもそもが人気パビリオンは予約のみの対応。結果、当日でも並べるパビリオンやイベントに人が集中することで、人気のない国でも数時間の行列に。数時間並んで会場に入っても、楽しめずに帰ってしまうことになりがちだ。
そこで現地を取材した筆者が、そんな状況下でも楽しめそうな穴場のパビリオンやイベントを紹介したい。まず、パビリオンについては、比較的空いているのは「セネガル」「バングラディシュ」などだが、中でも「カンボジア」がおすすめ。小さいパビリオンながら、アンコールワット内の回廊を再現した通路や足元に広がる水田が特徴。展示室は世界遺産のコー・ケー寺院がモチーフで、異国の雰囲気をしっかり味わうことができる。比較的すぐ入れるパビリオンの中では、もっとも筆者が楽しめた施設だ。
さらに、予約がいらないイベントでは、「One World, One Planet.」と題したドローンショーが良い。大屋根リングの外で行われるショーなので会場にいればどこからでも見られる。また、海側の大屋根リングに1時間ほど前から陣取れば、迫力のあるショーを予約無しで見ることも可能だ。
噴水を使った水と空気のスペクタクルショー「アオと夜の虹のパレード」もおすすめ。予約が取れなくても、海側の大屋根リングで裏側から見られる。迫力は落ちるが、予約無しでも見られる貴重なショーだ。
行列だらけの万博でも、今回おすすめした3つの企画のように、まだ穴場はある。ぜひ、紹介した情報を参考に少しでも万博を楽しんでいただきたい。
(渡邊伸明)
