西城秀樹さんを何度も襲った「脳梗塞」前触れは“目”に出る!理学療法士が警告“救急要請すべき”4つのサイン
脳梗塞の後遺症患者を専門に診る整体医経験もある理学療法士・山内義弘氏が、9月28日に自身のYouTubeチャンネル「腰痛・肩こり駆け込み寺【山内義弘】」を更新。脳梗塞が迫ったときに現れる“初期サイン”について解説した。
山内氏によると、その兆候は意外にも「目に現れる」という。
「何かを見る、見て感じる、目を動かすっていうのは顔の奥底にある血流を使っているんですね。顔は脳に近いですよね。脳が近い分、脳の血流障害が目にすごく現れやすい。その指標として目のサインに気づくのが重要なんですね」
具体的には、次のような症状が初期サインとなる。
1.片目が突然真っ暗になる
2.視野の一部が欠損する
3.急に物が二重に見える
4.視界にキラキラした光が現れる
このほかにも「視界が歪む」といった現象も警戒が必要だという。
山内氏は一人暮らしの人に向けて、「ほんの少しでも当てはまったら救急車を呼ぶ方がお勧めです」と注意を呼び掛ける。
脳卒中を経験した著名人は少なくない。歌手の西城秀樹さん、女優の野際陽子さん、俳優の柳葉敏郎さん、巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さん、歌手の美輪明宏さん、声優の大山のぶ代さんらが知られている。
歴史を振り返れば、戦国武将の上杉謙信は高血圧性脳出血で倒れ、元首相の佐藤栄作は宴会の席で脳卒中で倒れ、命を落とした。さらに、小渕恵三氏は首相在任中の63歳で脳梗塞を発症し、2000年4月に緊急入院。翌5月に死去したニュースは大きな衝撃を与えた。
脳梗塞は発症からの時間が勝負とされる。わずかな視覚異常であっても、早期に専門医を受診し治療を始めることが回復の可能性を左右する。日常生活の中で目に現れる異変には、細心の注意を払いたい。
(所ひで/YouTubeライター)
