令和ロマン高比良くるま、「地上波で観られない番組」で躍動!トラブルを笑いに変える「見どころ」とは
お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるまが、インターネット番組「世界の果てに、くるま置いてきた」(ABEMA)で新たな魅力をみせている。同番組は、ABEMAで配信している「世界の果てに、○○置いてきた」シリーズの第3弾となり、過去には実業家の西村博之氏と俳優の東出昌大が出演して話題に。関連動画の総再生回数は2.5億回を超えるなど、ABEMAの人気シリーズだ。
番組コンセプトは、世界の果てに置き去りにされた著名人が、ルールに基づいて目的地を目指すもの。過酷な環境や現地の人々との交流を通じて、「人はなぜ旅をするのか?」「“人生”という旅の目的は?」に迫る番組だ。
その第3弾となった「くるま置いてきた」だが、まず、くるまはバングラデシュの孤島に置き去りにされ番組はスタート。インドを経由し、幸せの国と呼ばれるブータンを約2週間かけ目指す南アジア縦断の旅となる。第1話の「#1絶叫!最果ての沼地」が9月21日に放送されたが、くるまはいきなり大波乱を巻き起こす。人生初の海外旅行が今回の番組だというくるまは、周囲に何も無い沼地から旅をスタート。黙々と歩き出すのだが、早々にいきなりスタッフとはぐれて遭難しかけることに。結局、数十分して見つかるのだが、焦るスタッフを横目にくるまは緊迫感ゼロで精神力の強さを見せつけることになった。
また、街に着いてからも次々トラブルに合うが、どの場面でも焦ることなく飄々と物事を解決してしまう。例えば、現地の人が運転するバイクタクシーに乗せてもらった際には、当初は500タカ(約685円)といっていた運賃が、「チップが欲しい」という理由で600タカ(約820円)に値上がる事態に。さらに、海上タクシーでは、値段を告げられぬまま強引に乗せられ、1人2000タカ(約2740円)という高額請求を受ける。緊迫感が漂いそうなシーンだが、くるまは揉めずに冷静に対処。コメントで笑いを取る余裕まで披露するのだ。
第2話でもトラブルは続き、入店した飲食店では食べられないほどまずい「ダブルチーズバーガー」に遭遇。さらに、移動で使用した高速バスで靴を置き忘れるなど、随所で見せ場を作る。トラブルをくるまが笑いに変えることで、過酷なロケ番組がほのぼのとした雰囲気に仕上がっている。くるまの物怖じしない性格が奏功し、今後もさまざまなトラブルに合うことが予告されているが、くるまがどういった形で対処するのか非常に楽しみになってくる。
そんなくるまは、コンビ活動も順調だ。令和ロマンとして来年5月16日にKアリーナ横浜で開催する2万人規模のライブ「RE:IWAROMAN」は、オフィシャル最速先行販売が開始しているがすでにチケット争奪戦が勃発。SNSでは、落選を伝える書き込みも多く、このままいけば超満員でライブを開催することになるだろう。
今年は、オンラインカジノ問題が露呈し、活動自粛や吉本興業との契約を終了させるなど、紆余曲折があったくるま。番組をこのまま成功させ、来年のライブも大盛況となれば、くるまが地上波で本格的に再び活躍する日も近そうだ。
(渡邊伸明)
