及川光博✕手越祐也+白鳥玉季の新ドラマ「ぼくたちん家」は、日曜の夜に「ほっこりと元気」を与えてくれるか
10月12日からスタートする新ドラマ「ぼくたちん家」(日本テレビ系)で、恋のアタックをする側の動植物園職員・波多野玄一50歳を及川光博、アタックされる側の中学教師・作田索38歳を演じる手越祐也が注目を集めているようだ。
今さらながら恋に落ちる「玄一」を及川が演じ、根は情熱的だけれどクールに見える「索」を手越が演じるというのは、普段の2人を見ていると逆のような気もするが、とにかくネット上には「見てみたい」という声が数多くあがっている。
しかし今作は「ただのBLドラマ」ではなく、ワケがあって「親を買いたい」という大金3000万円を持った一人暮らしの中学生・楠ほたる(白鳥玉季)が登場するため、「BLドラマ」というよりも、遠藤達哉氏のマンガ作品「SPY×FAMILY」のような「かりそめの家族の物語」に近いかもしれない。
9月19日深夜に最終回を迎えたBLドラマ「40までにしたい10のこと」(テレビ東京系)が、風間俊介演じる上司の十条雀と庄司浩平演じる部下の田中慶司によるオフィスラブをシンプルに描いた良作だっただけに、及川と手越が演じる恋模様だけでなく、中学生のほたる(白鳥)や逃亡中のほたるの母・ともえ(麻生久美子)が描かれるのなら、どうか散漫にならないようにお願いしたい。
放送日時は日曜の夜10時半から。休日の夜のほっこり感と1週間が始まる前夜として、元気をチャージできるような作品になるだろうか。
(森山いま)
