シャンプーボトルがカビ・雑菌の巣窟に!詰め替え容器の正しい使い方をおさらい
ホテルやスーパー銭湯で、よく見かける詰め替え容器のシャンプー。最近では、業務用の大きなサイズのシャンプーを購入して家でも詰め替えている方もいらっしゃいますね。インテリアにこだわりがある方はシャンプーやハンドソープの素敵な容器に詰め替えしている方もいるでしょう。
今日はそんな詰め替え容器のこわーいお話です。
●きちんと手入れしないとボトルが雑菌の巣窟に!
そもそも詰め替え容器ってどうしていますか?カラになりかけた頃に秘伝のたれ方式で継ぎ足す方法と、一度全部流してしまって洗ってから詰め替える方法の2択があります。
前者はなかなか危険です。特にシャンプーボトルの場合は湿度の高いところに保管されているので雑菌がもっとも繁殖しやすいです。ハンドソープもびしょびしょの手で触るので特にポンプ付近にカビが汚れが発生しやすく要注意。詰め替える場合は基本的には、容器を一度洗い、しっかりと乾かしてから(この乾かす作業が何よりも大事)、気になる場合はアルコール除菌スプレーなどをかけて乾いた布でふき取りましょう。
気を付けたいのが、シャンプーなどの容器は煮沸消毒を前提としていないものも多いため、容器の素材によっては熱湯で変形してしまうことも。一番手軽かつ確実な消毒は煮沸ですが、容器の材質によってはNGということを覚えておきましょう。
実際はシャンプーやボディーソープはそもそも殺菌効果のある成分を含んでいることもあり、中身が完全に腐ってしまうようなことはなかなかないです。詰め替える前提で作られているものはしっかりと抗菌性がある成分構成にしていたり、容器そのものも抗菌性をつけていることも多いので、専用の詰め替え用品を買っている場合はそこまで気にしなくていいでしょう。また、性質上口に入ったりもしないですし、すぐに洗い流すためトラブルになることは少ないでしょう。
●目安としては3カ月~6カ月で新しいボトルに交換を
容器も何度も使っているうちに目に見えない傷が増え、汚れも付着しやすくなります。目安としては、容器がなんだか汚れやすくなったなと思ったら替え時です。詰め替え容器も定期的に交換してあげるのがよいでしょう。特に浴室に置くアイテムについては、雑菌の繁殖環境がそろっているので、あまり長期交換して使い続けると容器の劣化もすすんできます。
詰め替え容器、エコではありますが詰め替え時のしっかりした掃除と定期的な交換を意識してみましょう。
(安藤恵美)=写真はイメージ=
