「日本はアンビリーバブル」逆転負けのブラジル代表FWが挙げた“最も危険な選手”の名前
サッカー日本代表との激闘を終えたブラジル代表のストライカーが、2点のリードを覆したサムライブルーについて「アンビリーバブルなチームだった」と脱帽している。
10月14日、国際親善試合で日本と対決したブラジルは、前半に2点を奪う幸先の良いスタートを切ったが、後半7分から26分までの間に3ゴールを決められる逆襲に遭い、2-3で史上初の日本戦敗北を喫した。
この一戦に後半12分から投入されたマンチェスター・ユナイテッドに所属するブラジル代表FWのマテウス・クーニャは、試合後のインタビューで「日本代表は本当に強く、素晴らしい選手たちが大勢いる。僕らは後半に点を奪われてしまったけど、日本には僕らよりも良いプレーをした選手たちがいる」と述べ、日本の粘り強さを称えた。
また、最も危険だと感じた日本の選手を聞かれると、クーニャは「多くの良い選手がいるけど、僕がスペインでプレーしていた時から知っている久保もスゴいし、今日はいなかったけど、三笘もいるよね」と、MF久保建英とMF三笘薫の名前を挙げた。さらに「日本はアンビリーバブルなチームだった。南野もいるし、僕の知っている選手は全員、素晴らしいプレーをしていたよ」と司令塔として活躍した南野拓実の存在にも触れている。
「2021年からの2年間をスペインのアトレティコ・マドリードで戦っていたクーニャには、久保の存在が際立って見えたのでしょうが、三笘と南野にも言及したように、まさに総力戦で奇跡の逆転劇を起こした格好になりました。もちろん、“あくまで親善試合”という声もありますが、ブラジルは新たに招聘した名将カルロ・アンチェロッティが指揮した全5試合でわずか1失点という堅守を誇り、守備力を大きく改善。直前の韓国代表との親善試合でも鉄壁の守備をキープしつつ、5-0と大勝していた矢先の初黒星で、現アンチェロッティ政権では初の複数失点となっています。過去、A代表で一度も勝てていなかったサッカー王国から3点を奪っての逆転劇は、クーニャが指摘するように、“アンビリーバブルな”ジャイアントキリングだったといえますね」(スポーツライター)
来年には北中米ワールドカップを控える日本代表。本番ではさらなる激闘を見せ、大会に波乱を巻き起こす存在になるかもしれない。
(木村慎吾)
