【もしがく】菅田将暉&三谷幸喜ら豪華布陣でも低空飛行に指摘された「シェイクスピアを知ってるか」問題!
菅田将暉主演ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第7話が11月12日に放送され、平均視聴率は3.3%。低空飛行が続いている。三谷幸喜氏が民放のGP連続ドラマの脚本を25年ぶりに務めるということで、放送前から話題になっていた今作。期待が大きかっただけに、この数字に制作サイドは落胆の感が否めないようだ。
物語は、シェイクスピアの名作「夏の夜の夢」を、菅田演じる演出家の久部三成が、廃業寸前のWS劇場のダンサーらを役者として起用し、アングラ劇場として再生しようと奮闘するというもの。出演者は、菅田をはじめ二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波、戸塚純貴、アンミカ、秋元才加、野間口徹、シルビア・グラブ、菊地凛子、小池栄子、市原隼人、井上順、坂東彌十郎、小林薫。エピグラフの声は渡辺謙が務めるという豪華さだ。
それなのになぜ、視聴率が伸びないのか? テレビ誌のライターは、次のように分析する。
「当作品の骨となる『夏の夜の夢』は、シェイクスピア時代の16世紀から現在も上演される有名戯曲です。これまで、舞台だけでなくオペラ化、映画化もされました。日本でも1912年に帝国劇場で初上演されましたし、演劇を舞台にした漫画にも登場するほど有名な作品です。ただ、興味のない人にとっては、この物語を全く知らない。私がこの題名を知っているかと聞いたら『松任谷由実の歌にあったよね』という感じでした。『もしがく』は、シェイクスピア作品のオマージュなので、シェイクスピアを知らなければ、チンプンカンプン状態に陥ってしまうわけです。視聴者からも『役者が豪華なだけで、内容が入ってこない』『何がどう面白いのかわからない』『好きな役者さんが多いから期待していたけど、つまらなかった』など、ドラマの内容がよくわからないから脱落した、という意見が多かったですね」
三谷氏が、どのようにシェイクスピアを料理するのか興味があったが、そもそもシェイクスピアを知らない人にとっては、難しかったかもしれない。
