いまや国内だけでなく、世界的な人気を誇るフィギュアスケートの羽生結弦選手。競技者としてだけではなく、自身のインタビュー本は飛ぶように売れ、宣伝に出れば大きな話題になるなど、日本の経済への影響力でも注目されている。
「月刊『文藝春秋』4月号では『羽生結弦7年の軌跡』と銘打った巻頭グラビアで羽生選手のデビューからこれまでの永久保存版の写真が掲載されています。電車の中吊りも羽生選手のカラー写真が大特集のモノクロの宣伝との対比でよく目立つスペシャルな扱いです。これなら羽生ファンが見逃すことなく買いに走るでしょう」(女性誌記者)
文藝春秋社はスポーツ雑誌「Number」を擁しており、羽生選手の写真はお手の物。これまで撮り貯めたものから未公開の写真を中心に構成したという。発売を告知してすぐ、アマゾンには予約が殺到したそうだが、日頃はおカタい雑誌の印象が強い「文藝春秋」も、いよいよ羽生ファンの購買力に目をつけたということか。
出版不況が叫ばれる今、羽生選手は業界全体にとっても“絶対王者”であり、救世主であると言えそうだ。
(芝公子)
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