羽生結弦選手を3年ぶりの世界王者に導く原動力になった食事が話題になっている。
「羽生選手は、4回転を増やしたハードなプログラムを滑り切ることができるよう、エネルギーを補う食事にしていたのです。汁ものを活用して消化をよくし、エネルギー代謝をよくするためにビタミンB1を含む豚肉や大豆製品を多めに取るというメニューで工夫し、筋肉量を増やすようにしたそうです」(スポーツライター)
先のフィギュアスケート世界選手権のフリー当日は、お昼が豚のしょうゆ鍋、鶏の甘辛炒め、ご飯。夜は野菜たっぷりみそ汁に海老とチンゲン菜の炒め物、肉豆腐にご飯。筋肉をいい状態に保つために必要とされるアミノ酸を多く摂って、体内から途切れないようにしたという。そんな食事をサポートしてくれるスタッフとは?
「味の素の“ビクトリープロジェクト”です。ソチ五輪の時にも活躍し、味の素トレーニングセンターでも日本代表の選手たちに食事を提供しています。小食だった羽生選手については、ソチ五輪の前から食事を改善。今季は滑りの内容がハードになったこともあり、初戦のオータム・クラシックでは後半、スタミナ切れになりましたが、シーズン後半には殿部の筋肉もしっかりと付き、四大陸選手権からは摂取カロリーも代謝もアップした。高難度のプログラムを滑り切るだけの強い体ができたそうです」(前出・スポーツライター)
多くのスタッフの努力が、羽生選手をさらなる飛躍に導いているのだ。
(芝公子)