TOKIOの国分太一と女優の真矢ミキが司会を務める情報番組「白熱ライブ ビビット」(TBS系)の低迷が続いている。当初は5%台を目標としていたが、2015年の番組スタート時が3%。現在は2%台で、同時間帯の民放最下位を記録することもある。
「恵俊彰が司会の『ひるおび!』は、2012年から5年連続で同時間帯トップをキープしています。つまり、番組の企画や構成に加えて、それを回す国分と真矢にも魅力がないってことですよ。1月31日の放送では、ホームレス男性にわざとレポーターを怒鳴ってもらうという“ヤラセ問題”を起こして、放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議入りが決定。踏んだり蹴ったりで、通常なら大きなテコ入れか、打ち切りも検討される数字です」(テレビ誌ライター)
「ビビット」の前身は国分が司会を務めた「いっぷく!」なのだが、これも視聴率が低調だった。それなのになぜ、TBSは国分を使い続けるのか? 芸能ジャーナリストに聞いた。
「NHK『あさイチ』で成功したV6の井ノ原快彦を見習ったんです。07年に女優の瀬戸朝香と結婚した井ノ原は人気急落を危惧されましたが、『あさイチ』での司会ぶりが好評で、新たな年齢層のファン獲得につながりました。国分も15年に元TBS社員の女性と結婚。その前年の14年から『いっぷく!』が始まったのですが、第二の井ノ原にはなれていない。また、朝のオビ番組を務めていることでTOKIOの冠番組『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)への出演が極端に減ったことも反感を買っています」
もちろん低視聴率は司会者だけのせいではないが、少なくともファンは、人気番組のロケよりも爆死寸前のオビ番組を優先する不条理に納得いかないようだ。