来年1月15日公開の実写映画「パディントン」(キノフィルムズ)で主役のクマ、パディントンの声を、洋画吹き替え初挑戦となる松坂桃李が務めることになった。
この作品は、世界各国で愛されているイギリスの児童小説「くまのパディントン」が原作。ペルーからロンドンにやってきたクマのパディントンが、ひょんなことから人間のブラウン一家と暮らすことになり‥‥といったあらすじだ。
日本でも80年代に一大ブームを起こし、赤い帽子に青いコートを着たパディントンのぬいぐるみや、パディントンがプリントされたトレーナーをはじめとする衣類、雑貨のほか、キャンプ場までできたほど。
「正直者の松坂は、この仕事のオファーに『えっ、クマってどんな声? と最初は困惑した』と答えています。正義感が強く好奇心が旺盛なゆえに事件や騒動に巻き込まれるパディントンは、女性人気がとても高い。この映画は当たるでしょう」(広告代理店関係者)
“洋画吹き替えでクマの声”といえば、映画「テッド」(東宝東和)で、中身が中年オヤジのテディベア、テッドの声を担当した有吉弘行が思い浮かぶ。この作品も人気ゆえに続編「テッド2」が今夏に公開された。
「こちらは下品すぎるという女性からの声が多く、2作目の観客動員数は伸び悩んだ。個人的にはこちらほうがおもしろかったのですが、一般ウケがいいのは『パディントン』でしょう」(前出・広告代理店関係者)
人気俳優VS人気芸人のクマ対決。果たして観客のジャッジはいかに?