フィギュアスケートの羽生結弦選手の幼い頃からのあこがれであり、3月末に引退を発表していたスケート選手、エフゲニー・プルシェンコ。現在は後進の指導に力を入れているという。
「プルシェンコは引退後、ロシアでスケート学校を開校しています。トリノ五輪の金メダリストの指導とあって地元でも話題のようですが、授業料が高いことが取り沙汰されているそうです」(スポーツライター)
現地のメディアによると、短時間コース、一般コース、アスリート専門コースの3つのコースがあり、費用は日本円で月12万円から30万円近くかかるという。
「ロシアのスケート学校は、基本的には無料なんです。ソチ五輪の団体で金メダルを取ったユリア・リプニツカヤ選手は貧しい母子家庭だと話題になりましたが、彼女にしても世界女王のエフゲニア・メドベージェワ選手にしても、優秀な選手は無償で指導を受けられるのです。プルシェンコは、富裕層で無償のスポーツ学校に選抜されないような生徒たちを指導することで経営を成り立たせ、そんな生徒のなかから有望な選手が出てきたら、無償のスケート学校(国の養成機関)に送ることも考えているようです」(前出・スポーツライター)
羽生選手も、後進の育成には興味があると語っている。尊敬するプルシェンコのように、いつかスケート学校を開校することがあるかもしれない。
(芝公子)