ボディラインの気になる季節。すでにダイエットを開始している人も多いと思いますが、ただ食事を控えてカロリー制限するというだけでは不健康で、リバウンドも大きいというのはもはやダイエットの常識です。ではどんな食べ方をすればよいのでしょうか。
ダイエット時の食事といえば、夕食を控えるなどしがちですが、実は朝ご飯がポイントなのです。朝は時間がないので簡単にすませている人も多いでしょうが、パンとコーヒーだけでは、その日1日活動するための栄養は足りません。では、何を加えればいいか、女性パーソナルトレーナーに話を聞いてみました。
「パンと飲み物だけという人は、炭水化物しか摂れていない状態です。そこにビタミン・ミネラルと、タンパク質を加えてください。栄養に気を遣っている人だとサラダを加える人は多いと思うのですが、意外とおろそかにされがちなのがタンパク質。ゆで卵や目玉焼き、卵かけごはんなど、手軽に食べられる卵がオススメです。
米国ミズーリ大学の研究では、朝食にしっかりタンパク質を摂ると、日中の食欲が抑えられ、体重が減らしやすくなるという結果が出ています。タンパク質は炭水化物に比べて消化がゆっくりで、食事をしてからしばらく内臓が活発に動くため、代謝が上がりやすくなります」
また、卵は体内で合成することができない必須アミノ酸9種類を網羅しているため、免疫力を上げたり疲労回復を促すためにも積極的にとり入れたい食材とのこと。
「卵では摂れないビタミンCと食物繊維はサラダで補うとして、パンかごはん、卵、サラダの3種類が揃っていれば、理想的な朝食バランスになります」(前出・トレーナー)
朝に準備するのが面倒臭ければ、夜のうちにゆで卵を作っておくのもよし。ぜひ朝食には卵を取り入れてみてはいかがでしょうか。