6月26日放送の朝ドラ「ひよっこ」(NHK)で、有村架純が演じる主人公・みね子の父で、現在行方不明中の実(沢村一樹)が、実家に仕送りするお金を窃盗犯に奪われたあげく棒で叩かれ、その後失踪したことがわかった。東京での警察官を辞め、茨城県の実家に帰っていた綿引(竜星涼)が、かつての同僚から聞かされた情報で、綿引はそれを伝えるために茨城から出てきたのだという。
集団就職したラジオメーカーが倒産したあとは、新たな仕事と新たな住まい、そして新たな出会いと交流で話が展開していたが、ここに来て、みね子が上京したもう1つの目的である“父親探し”に改めてシフトした形だ。
「しかし、この“記憶喪失の気配”プンプンの展開に、視聴者からは不満の声があがっています。『このベタな感じは嫌かも』『古典的なオチだろうとは思っていたがやはり』『記憶喪失ではなく理由があっての失踪であってほしい』など、種明かしの前に大論争になっている。また、記憶喪失だとするなら、主人公の母を演じる木村佳乃は昨年の大河ドラマ『真田丸』(NHK)で記憶喪失になっており、『昨年は自分、今年は夫が記憶喪失か』と指摘する声もあります」(芸能ライター)
ネット上には早くも、茨城で農業を営んでいた父親が、故郷の土の匂いをかいで記憶を取り戻す‥‥といったスジ読みをするコメントも。
ベタな展開もいいが、いい意味で視聴者の予想を裏切るワクワク感も味わわせてほしいものだ。