雅楽演奏家であり、作曲家の東儀秀樹が自らのブログで、5月に奥沢駅前音楽祭に出演したことを報告。10歳になる一人息子の“ちっち”とともに出演し、観客をなごませた。
東京・世田谷区の奥沢。山手の雰囲気がありながら、下町の情緒も残るこの街で、東儀は育った。そこで毎年開催されているのが、奥沢駅前音楽祭だ。音楽祭といっても規模は小さく、東急目黒線・奥沢駅前のそれほど大きくはない噴水広場で行われている。出演者は地元の学校の管弦楽部やアマチュアバンド、合唱団などが中心で、ローカル色は極めて強い。
「地元とはいえ、東儀ほどのビッグネームともなれば、この規模の音楽祭にはなかなか出演しません。東儀が奥沢に愛着を持っているからこそ、ギャラ度外視で毎年参加するのでしょう。また、一人息子のちっちとジョイントするのも楽しみにしているはずです」(週刊誌記者)
東儀のブログによれば、これまでちっちは飛び入りで踊っていたりしていたが、今回はメンバーとして最初から参加。バンド公演では10歳とは思えない腕前で、ギターやパーカッションを演奏。そして次のステージでは、東儀との親子デュオでピアノを演奏し、会場を沸かせた。
客席では「ちっち、上手くなったなー」「すでに親父を超えているぞー」「来年は、ソロでも頼むよ?」など、応援する声がやまなかった。毎年、この音楽祭を楽しみにしているという客の一人は「ちっちは奥沢の住民、みんなの子供みたいなものですよ。毎年、親子で参加してくれるのはありがたいし、ちっちの成長を見るのが楽しみですね」
奥沢の街を愛する東儀に、奥沢の住民から愛されているちっち。来年も二人の共演が楽しみだ。