浦和レッズを巡る舌禍事件などでテレビ出演が増えている上西小百合衆院議員。ところが当の本人よりも注目を浴びているのが、公設第二秘書の笹原雄一氏だ。最近では上西議員に荒っぽい口調で指示を出したり、生放送中でも割って入るという悪目立ちぶりで、その言動に首をかしげる人も少なくない。
「7月25日の『ビビット』(TBS系)ではコメンテーターが質問した際、上西議員を差し置いて笹原秘書が説明を始める始末。これにはMCの国分太一も『なんで笹原さんが答えてるんですか?』と不満を露わにしていました。また昨年3月に上西議員が『ゴゴスマ~GOGO! Smile!~』(TBS系)で東国原英夫氏と対談した際には、上西議員への指示のなかで笹原秘書が『東が‥‥』と呼び捨てに。これには東国原氏も『あんた誰ですか!?』と色をなしてましたね」(テレビ誌ライター)
一般の会社であれば顧客からのクレームや世論の逆風は信用問題になる。トラブルを起こした者はお咎めを受けること必至。ところが笹原秘書の場合、何を言われようとべらんめぇ口調で反論し、強弁を続けている。なぜこんな状態が許されるのだろうか?
「最大の理由は上西議員が無所属であること。普通なら所属政党が秘書の不祥事を問題視し、当該議員に対し指導監督を強く迫るはずです。ところが無所属議員の場合、雇用主である議員が解雇しない限り公設秘書の地位は安泰。しかも国家公務員特別職である笹原秘書の給与は衆議院から支払われているのに、当の衆議院には笹原秘書に対する指揮命令権がないのです」(前出・テレビ誌ライター)
逆に言えば上西議員が失職すれば、秘書の立場も自動的に失われるということ。次期衆院選の出馬をほのめかしている上西議員だが、2人の暴言を止められるのは有権者しかないのかもしれない。
(白根麻子)