結婚後も女性は外で働くのが当たり前になってきた昨今。家事や育児も夫の協力がなくては難しい‥‥でも、夫の家事のやり方に「イラッ」とくること、ありますよね?
家電メーカーのパナソニックが今年8月、「夫婦の家事に対する意識調査」を行ったところ「夫がする家事の仕上がりに不満を感じた事があるか」という質問に対して「とてもあてはまる」と答えた妻は22.1%、「ややあてはまる」と答えたのは47.1%。つまり、約7割が「夫の家事にイラッ」を経験しているという実態が浮き彫りになった。
やらなくてもイラッとするし、やってもらってもイラッとする。このジレンマをどう乗り越えればいいのか。夫とともに家事をうまくこなしている夫婦たちに、その秘訣を聞いてみた。
「夫には、得意な家事を中心にやってもらっています。たとえばキッチンまわりなら、彼は飲食店でのアルバイト経験があって、皿洗いは早い。お米をとぐのも上手なので、皿洗いと炊飯は夫が担当します」(32歳女性)
「夫は家事は苦手ですが、やってもらったときにホメると、だんだんうまくなってくるんですよ。文句を言ってしまうと嫌々やるから雑になる。ホメて育てればいいんです」(31歳女性)
「ウチは料理と洗濯は妻が担当、掃除は僕が担当。お互いに苦痛じゃない家事を分担した形です。担当範囲に関しては仕事と同じように責任を持ってやる、ということを話し合ったので、お互いに手抜きはしません」(35歳男性)
こうした意見を聞いてみると、「妻側がうまく夫を転がす」もしくは「家事にも仕事のように責任感を付与する」ことがポイントのよう。
夫が家事にやる気を出したら、それは大きな第一歩。仕上がりに文句を言って夫婦関係に亀裂を入れるよりも、やる気を育てる形で進歩させていくのが賢い妻のやり方といえそうだが、みなさんの家ではどんなふうに家事分担していますか?