夏の間にダイエットを続けていた人たちにとってはなんとも悩ましいのが秋。食べ物がおいしいこの季節は、多くの人がリバウンドしてしまうのです。
では、秋のリバウンドを防ぐにはどうすればいいのか。フィットネストレーナーに、日常生活における注意点を聞いてみました。
1.食事の種類と食べ方を考える
まず注意すべきは「糖質」の摂り方です。糖質制限のように、まったく食べない生活をする必要はありませんが、できれば食事の最後に少しだけ食べる程度にしておきましょう。また、イモ類やカボチャもでんぷん質の糖質。これらも食べ過ぎに気をつけてください。
次に食べる順番です。この時期は秋刀魚に代表される魚貝類が美味しい季節。最初はこういった食材から食べるようにします。これはお肌や筋肉を作るのに必要なタンパク質をしっかり摂るため。お肉でも構いません。
肉や魚を食べろというと脂質を心配する人がいますが、体内で糖質と一緒にならなければそれほど体脂肪に変わることは少ないので大丈夫。逆に、お肉の赤身などは体脂肪を燃えやすくしてくれる栄養も含んでいます。
野菜から食べはじめるという方法もいいのですが、そうすると先に胃の中が満たされて必要な量が食べられなくなる可能性もあります。ダイエット期間中、食べる総量を減らすためには適した方法ですが、健康的な体を維持するには、タンパク質が豊富な食材の後に野菜類を食べる方がベストでしょう。
2.生活の中で運動量を増やす
よく言われることですが、都市部で生活している人であればタクシーの1メーター分、地下鉄1~2駅分を歩くことをオススメします。また、乗り換えの駅では積極的に階段を利用するだけでも1日の生活活動量は変わってきます。併せて、心持ち早足で歩くことも取り入れると、いっそう効果的です。
もし、スマホを持っているのなら、歩行距離や消費カロリーを計るアプリを入れてスイッチ・オン。一回に消費されるエネルギーは少しに思えるかもしれませんが、仕事やショッピングでも、合計してみると意外と歩いているはずです。また、掃除や洗濯のときの動作を大きくするといった工夫も取り入れるといいでしょう。
ダイエットというのは単に“体重を落とす”ことではなく、“筋肉を維持して体脂肪を落とす”こと。目標体重やサイズをクリアしたならば、ダイエット中に得た知識をもとにして、それを維持する生活を心がけるようにしたいですね。
こうして太ってしまった生活習慣を改善すれば、もう、二度と辛い思いをしてダイエットに取り組む必要がなくなりますよ!