昨年6月に政治資金の私的流用問題が発覚したことで、都知事を辞職した舛添要一氏が17日放送の「有吉ジャポン」(TBS系)で、騒動後初のバラエティ出演を果たした。
番組では舛添氏の自宅をスタッフが訪れ、辞任後の舛添氏の現在をVTRで紹介したのだが、まず外見は、辞任した1年2ヵ月前と見比べるとその姿はヨボヨボに。なんでも、騒動以降マスコミに追いかけ回されていたため、自宅の10畳ほどの広さの地下室に1年間ほぼ篭りっきり。そして、現在の収入も事務所からの月給11万円ほどのため、貯金を切り崩し生活しているのだとか。そのため、昼はカップラーメンでしのいだり、食費を抑えるために野菜を栽培したりしている現状が紹介された。
一家の大黒柱として生活費を稼ぐために、今後はどんどんメディアに出ていきたいという意向もあるようだが、そんな舛添氏の意思とは裏腹に、視聴者から「この人言い訳ばかりだから嫌い」「転落したのも自業自得だろ」「一生、極貧生活してればいいのに」「舛添と上西議員はテレビで見たくない」とフルボッコ状態で、未だ好感度は低いままだ。
「スタジオに登場した舛添氏は、辞任前の会見について西川史子や杉村太蔵らから追及されると『私は間違っていないと思うことを言うのがイヤなんですよ。バカ正直だからそのまま言っちゃうんですよ』と開き直りともとれる言い訳を展開し、しっかり反省しているように見えませんでした。今後テレビで頑張っていきたいのであれば、ごちゃごちゃ言わずに黙って自分の非を認めることがあってもいいような気もしますけどね」(エンタメ誌ライター)
ちなみに、番組MCの有吉弘行は番組の進行に徹しており、スタジオ討論中に毒舌を浴びせることはしなかった。だが、舛添氏が問題の渦中にあったときには自身のラジオ番組で「ハゲ暴れ牛」というアダ名をつけたこともある。今後メディア出演を増やすという舛添氏のために、新たなアダ名を考えてあげるというのもおもしろいのでは?
(田中康)