8月26、27日に生放送された「24時間テレビ40 告白~勇気を出して伝えよう~」(日本テレビ系)。瞬間最高視聴率は40.5%で、チャリティーマラソンランナーのお笑いタレント・ブルゾンちえみが、東京の日本武道館に入り、ゴールテープを切る直前の場面だった。
しかし、番組の内容としては、女優の宮地真緒とタレントの片岡安祐美への公開プロポーズがあったり、グラドルが熱湯風呂に入ったり、指原莉乃が葉加瀬マイの豊かな胸を揉むといった場面など“チャリティーにふさわしくない”との厳しい意見も寄せられている。
そして最も非難を集めた一つが、日テレからツイッターで発信された告知。「この後は2歳の時に小児ぜんそくと診断された羽生結弦選手が、病気を言い訳にせず世界のトップで戦い続ける思いをテレビで初告白」というもので、その中の“病気を言い訳にせず”との一文が問題視されたようだ。
この投稿に視聴者からは「喘息は医療が発達した現代においても時に致死的になる疾患です。『喘息を言い訳にせず』という言い様は喘息という疾患を過小評価する物言いであり、仮にも慈善事業めいた肩書きを冠した番組のアカウントが言うべきではありません。即刻謝罪・訂正すべきです」「病人に面と向かって『病気を言い訳にせずに頑張って』と言えるものでしょうか」など、医療関係者か、患者あるいはその家族と思われる人からのリツイートが相次いだ。
番組の内容としては、持病がありながらもフィギュアスケーターとして奮闘する羽生選手の生き様が描かれた素晴らしいものだっただけに、配慮に欠け誤解を招きかねないこの一文が残念でならない。