かつて、シュークリームの手作りに失敗して以来、お菓子作りは控えている‥‥という悲しい過去を背負っている人はいませんか。確かにシュークリームって、きちんと膨らませるのにはコツが必要。繰り返し失敗しては、「もう諦めた!」なんて人も多いことでしょう。
そこでオススメなのが、アメリカから上陸してきた「ポップオーバー」。これはシュークリームとスコーンの間を取ったようなルックスで、外側はカリカリ、中はしっとり・もちもちという、食事にもデザートにもなるパンのこと。ハワイで火がつき、今や専門店などもオープンするほどの、ちょっとしたブームの食べ物なんです。
そんなポップオーバーは、シュークリームよりバターと砂糖が控えめで、ほとんど小麦粉と卵、牛乳だけで作られています。作り方もカンタンで、材料を混ぜて耐熱容器に入れ、200℃のオーブンで30分ほど焼けば、ふっくらと膨らみます。
もともと、英国にはローストビーフの付け合わせパンとして「ヨークシャー・プティング」と呼ばれるものが存在しますが、ポップオーバーもそれらと作り方は同じなんだとか。食べ方も肉料理の付け合せのほか、パンケーキのように生クリームやソース、フルーツなどをトッピングしたり、サンドイッチのパンとして食べられることもあるそうです。
シュークリームで失敗した経験のある人は、ぜひポップオーバーにトライしてみてください。