最近は、トレーニングをするのが美しい女性になるための条件のようになってきています。そのせいか、パーソナルジムなども人気ですよね。そんな中、外でランニングをする女性をよく見かけるようになりました。この冬、太るのを防ぐため、ダイエットのためなどに、ランニングを始めたいと思っている人も多いのではないでしょうか。
ランニング初心者が気になることの一つとして、ランニングと食事のタイミングがあると思います。走る前と後、食事をとるのはどちらが効果的なのでしょうか。
関西福祉科学大学の重森健太教授の著書「走れば脳は強くなる:体を鍛えながら記憶・思考・発想力を高めるコツ」(クロスメディア・パブリッシング(インプレス)刊)によると、食べる前、つまり、空腹時に走ると、脂肪がエネルギーとして使われやすい状態になるそうです。なぜなら、空腹時では体内で使える糖分の量が少ないためです。このことから、脂肪を燃焼させるためには、食事をとる前に走るのがいいということになります。また、食事前に運動し、運動後に食事をとると、失われた栄養素が筋肉のほうへ運搬されやすくなり、脂肪になりにくいとも。
ただし、空腹時に激しい運動をすると、貧血やめまいなどを起こす危険がある他、集中力も落ちやすいので、運動効果がいつもより得られないことがあるそうです。よく注意したいですね。
このように、ランニングをするときにはうまく食事のタイミングをはかることで、効率よくダイエットや筋力アップができるので、ぜひ覚えておきましょう。