わが道を行く職人どころか、“どっぷり二世芸能人”だった? そんな失望の声がわき上がっている。
日馬富士問題の渦中にいる、貴乃花親方の長男で靴職人の花田優一氏が11日、都内でなんと2冊の著書「生粋(ナマイキ)」「夢でなく、使命で生きる。:根拠なき自信で壁を超える68の言葉」の発売サイン会を行った。
「花田氏本人が会場の温度が2度ぐらい上がっているというぐらい、報道陣もかなり多く駆けつけましたね。もちろんお目当ては、花田氏の口から日馬富士問題に関して何か出てこないかというもの。ただ、質問が飛んでも関係者が制止するいつものパターンで肩すかしとなりました。サイン会の記事が各社からネットにアップされると、時期的にタイミングが悪かったのか、花田氏に対するブーイングも見受けられましたね」(女性誌記者)
世間の声は大きく分けて2パターン。1つは「相撲界が激動のときに渦中の親方の息子が能天気すぎる」「こんなときに父親に男として憧れるとかお花畑ファミリーですか?」など、花田氏の感覚のズレを指摘するもの。もう1つは、22歳の花田氏が人生訓を語っていることへの違和感だ。「靴職人どころかどっぷり二世芸能人でした」「たった2年半の修業で笑わせないでほしい」「もう『言葉』とか語っちゃうんだ。あなたに人生を指図してほしくない」「ラジオやテレビに出て本まで出していつ修業してるんですか?」「最初は偉いなと思ったけど大間違いだった」など、ダンマリで批判を浴びている父親とは逆の状況で叩かれているようだ。
花田氏本人は「若者たる者、こうあるべき」「生意気なこと書いてるなと思った」とある意味で自画自賛。読者レビューなど現時点の反応はないが、読んだ人にはどんな評価が下されるのか。
(飯野さつき)