イケメンの概念は時代とともに変わっていくものだが、今年は“大変動”の年になったようだ。今年で9回目となる「男性が選ぶ“なりたい顔”ランキング」(オリコン調べ)が12月14日に発表され、かつては“憧れの顔”の代表だった木村拓哉がランクダウン。
首位は、ソフトバンクの白戸家CMでもおなじみの竹内涼真が初登場にして戴冠。ほかにも高橋一生や坂口健太郎が初ランクインを果たし、新世代イケメンが頭角を現す形となった。対して2年前の同ランキングでトップに君臨した木村は昨年の5位から一つ落とし今回は6位。2年連続のランクダウンだ。
「といっても、年齢的な理由だけはなさそうです。というのも、同世代の竹野内豊が今回2位に入っている。第7回まで常にベスト3をキープしていた木村ですが、昨年の第8回で初めて竹野内の後塵を拝し、今回はさらに差が開きました。その原因は若い世代からだけではなく、同世代からの支持が減ったことにありそうです」(芸能ライター)
今回のランキングでは世代別の回答のベスト5が公開されており、木村がランクインしたのは50代回答の5位のみ。それに対して竹野内は30代回答と40代回答でトップとなり、50代回答でも3位に入るなど、圧倒的な差をつけた。
「竹野内は木村よりも2学年上の46歳。大和ハウスCMの影響もあって、ダンディでユーモアもあるオトナの雰囲気が浸透し、時代の変化をものともせず各世代の男性から支持されたようです。一方で木村はタレントイメージが固定化しているうえに、CMなどテレビで見る機会も少なくなった。今後、若いファンを新規に獲得できるとは思えず、イケメン枠に留まることが難しくなってきました」(同・芸能ライター)
なお今回はランクインできなかったものの、10代回答では工藤阿須加や山崎賢人への支持も多かった。イケメンの分野にも世代交代の足音は着実に迫っているようだ。
(白根麻子)