Hey!Say!JUMP・山田涼介主演のドラマ「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」(日本テレビ系)の評価が二分しているという。
「『めっちゃ面白い』という声と『つまらない』と酷評する意見が拮抗しているのです。ドラマの嗜好は個人差があるのでさまざまな感想があってもいいのですが…」(芸能ライター)
好意的な反応としては〈何も考えずに笑えるのがいい〉〈もみ消して冬死ぬほど好きだわ〉〈今期のドラマはもみ消して冬がいちばんだな〉といったツイートがSNS上で見られるのに対し、内容に失望する視聴者からは〈ドラマではなくただの娯楽を見てるような感じ もみ消し方も兄弟3人の職業まるで関係なし〉〈一時間埋めりゃいいんでしょ?程度のスカスカな内容。山田と波瑠の無駄遣い〉〈設定が面白いと思って観たけどこの調子で1時間は辛い〉のような意見がのぼった。
本作は、エリート警察官、敏腕弁護士、天才心臓外科医という3人の兄弟が、一家に起きたもめごとを何とかもみ消すというストーリー。末っ子の警察官役を山田が演じているが、驚いたときなどの大げさな表情や、2人の兄姉の下で右往左往するヘタレぶりが好評だ。
しかし、そんな山田に対しても〈山田の演技は普通にすごいんだけどなんかクサい〉〈山田をあんなに弱くする必要あった???って感じ〉と不評の声も少なからずある。
こうした反響について芸能ライターの飯山みつる氏は、「日テレのドラマは極端な言い方をすれば『ドラマバラエティ』と言えるでしょう。バラエティの延長線上で気楽に見られるドラマを目指しているのです。また、その前の時間帯に放送されている『嵐にしやがれ』を『笑バラ』、このドラマを『笑ドラ』と位置づけ、続けて見させる戦略を取っている。さらに同局で放送されているもう1つのドラマ『anone』が重い雰囲気だけに、バランスは取れているのでは」と分析する。
ちなみに1話目の視聴率は13.3%、2話目は11.1%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東)。ひとケタ陥落しないことを祈りたいものだが……。
(魚住新司)