木村拓哉主演ドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)の第2話が1月25日、放送され平均視聴率は初回の15.7%から0.6%ダウンするも、2週連続15%台をキープした。
この日の内容は、難事件の判決が迫る弁護士の家の自転車が放火される。弁護士には警察のSPが付いたが、妻への警護はなかったため、木村演じる島崎らにBGの依頼が来る。
「事件を扱うドラマには定評のあるテレビ朝日ですから細部にまでこだわった作り方と思いきや、結構雑でしたね。エレベーターの中で、両手にハンマーを持った犯人に島崎が襲われ、逆に取り押さえるシーンがありました。その後、警官が駆け付け犯人逮捕となるのですが、現場には凶器のハンマーが押収もされず残されたまま。ちょっとありえないシーンでした」(テレビ誌ライター)
同局の事件モノドラマといえば「相棒」や「科捜研の女」など、キッチリとした作りに定評があるのだが、なぜこのようなケアレスミスを起こすのだろうか?
「テレ朝でロングランの事件ドラマは、いずれも東映が制作しています。ですが『BG』は同局の『アイムホーム』、日本テレビ系の『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』を制作した5年D組。ヒューマンモノには評価の高い会社ですが、事件モノには慣れてないのかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
シリアスなドラマで安直なミスシーンを目にすると、高揚感が一気に萎える。視聴者は、制作サイドが思うより真剣に見ているようだ。