深田恭子主演のドラマ「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)の第2話が1月25日放送され、平均視聴率は第1話の7.0%から6.2%と落ち込み、苦戦している。
同ドラマは、共有空間を共にするコーポラティブハウスの購入を機に、妊活を始めた五十嵐奈々(深田)とその夫(松山ケンイチ)の苦悩。また、秘密を抱えた他の3家族の姿を描いている。
妊活を始めた奈々は、“不妊症”と診断されてしまい、治療を始めるのだが、医師とのやり取りや施術などがリアルに表現されている。そのせいか、主人公と同じく妊活中の視聴者からは「結婚して子どもいないとダメな嫁なんだ?って言う思い込みで頭にハゲが3つ。 深キョンの複雑な気持ちすごく分かる」「自分も不妊で何年も辛い思いしたけど、当事者にならないとわからない傷つく言葉ってたくさんある」など、ドラマに共感している人は少なくない。
また、「コメディだけど、妊娠・出産に関して良い勉強になる」「不妊治療に踏み込んでくれるドラマありがたいなぁ」など、妊活中でない人にとっても学ぶことは多いようだ。
「妊活は、当事者でないと理解されていないことが多い。例えば、治療には痛みが伴うものもあるなどです。このドラマをきっかけに、妊娠を望む女性に対する理解が深まるといいですね」(家族問題に詳しいジャーナリスト)
とはいえ、決して重たくなりすぎていないのは、深田のかわいらしい魅力と松山の飄々したコンビネーションがうまくいっているからだろう。