いよいよ始まる平昌五輪。しかし、その盛り上がりについては疑問符がついている。開会式を約1週間後に控えた2月3日の段階で、なんとチケットの25%が売れ残っているというのだ。
そんな“不人気五輪”のなかで、すさまじい勢いで売れているのがフィギュアスケートのチケットだという。
「世界的な羽生結弦選手人気と日本から近い韓国での開催ということもあり、日本での取り扱いチケットはほぼ完売と言われています。日本からのチケット付きツアーを扱っているのは、近畿日本ツーリスト、JTB、東武トップツアーズの3社ですが、どの会社も観戦ツアーを販売すると、そのたびに抽選に希望者が殺到し、瞬く間に売り切れたといいます。チケットだけを販売していたチケットぴあでもすべて完売だそうです」(女性誌記者)
売れ残っているチケットを地元自治体に購入させて配っているという話もあり、集客に苦戦する競技もあるなか、大会組織委はフィギュアスケート、そして羽生選手に感謝してもしきれないといったところだろう。
羽生選手の五輪での雄姿を見たいというファンの思いが、平昌五輪に大きく貢献しているのだ。
(芝公子)