TOKIOの長瀬智也は問答無用のセンターだ。国分太一、松岡昌宏、山口達也、城島茂と違ってソロの番組レギュラーはないものの、作詞・作曲・編曲を担う音楽クリエイターとしての顔を持っている。グッズ売り上げはメンバー1。ワイルドな容貌と反して、かなり天然ボケなところも魅力のようだ。アイドル雑誌の編集者は言う。
「長瀬はこれまでに、さまざまなミラクルを起こしています。4~6年ほど前まで、フジテレビで昼と夜に2分ほどのニュース番組『FNNレインボー発』がありました。長瀬はこれを『レインボ・一発』(れいんぼいっぱつ)と思い込んでいました(笑)。ほかにも、他局の生本番中、『はーい、夕刊』と書かれたカンペを『はーい、タモリ』と読んだこともあります。夕刊を切り離してタモリと読んでしまうんて、神がかっているとしか思えません」
そんな長瀬、なんとジャニーズソングでも、とんでも勘違いをしていたことがあった。
「V6は95年に『MUSIC FOR THE PEOPLE』という曲でデビューしているんですが、サビの部分でタイトルを歌うんです。その『PEOPLE』の部分が『ピーポー』と聴こえるため、長瀬はサイレン音だと思い込んでいたそうです。さらに、大先輩のマッチの名曲『アンダルシアに憧れて』でも、大きな勘違いをしていた。歌詞に『第三倉庫』とあるんですが、これを聴いて横浜のデートスポットの赤レンガ倉庫を想像したようで、『あれは横浜の歌だね』とメンバーに自信満々で話したそうです。タイトルに、スペインのアンダルシア州の名が入っているのに(笑)」(前出・アイドル誌編集者)。
6月15日には、主演映画『空飛ぶタイヤ』の公開を控える長瀬。映画、ドラマでコンスタントに主演作に恵まれているが、撮影現場でも愛嬌たっぷりの天然ぶりを発揮しているのだろう。
(北村ともこ)