平昌五輪が開幕し、日本選手のメダル獲得に大きな期待が寄せられている。海外でも各競技のメダル予想が公表されているが、なかには日本人には望ましくない評価も。
「羽生結弦選手が、2つのメジャーな予想で格下げになってしまいました。スポーツデータの分析、提供を行う米グレースノート社は、これまでフィギュアスケート競技の金メダルを羽生選手、銅メダルを宇野昌磨選手としていたのですが、羽生選手の団体回避を受け、羽生選手、団体ともに銀メダルに格下げしたのです。ちなみに、優勝はハビエル・フェルナンデスと予想しています。また、米国のスポーツ専門誌『スポーツ・イラストレイテッド』の誌上メダル予想では、羽生選手を銀メダル、宇野選手を銅メダルとし、金メダルはネイサン・チェンとしています。アメリカの雑誌ですからネイサン・チェンを金メダル候補にするのは当然といえば当然なのですが」(スポーツライター)
ここにきての格下げは、羽生選手の右足首の故障が完全に回復しておらず、演技に影響を与えると判断されたからだろう。
「とはいえ、羽生選手は4回転ジャンプの数や種類のレベルを上げなくても、世界最高得点を獲得した時と同じ演技が出来れば金メダルは確実です。さらに宇野選手も世界ランクは今や羽生選手に次いで2位。3位のフェルナンデス選手を大きく引き離しています。また、宇野選手の場合、連続ジャンプがすべてうまく決まれば羽生選手をしのいで金メダルという可能性もあるんです」(前出・スポーツライター)
ケガがなければ羽生選手の金メダルは確実視されていただけに、「銀メダル予想」に穏やかでいられないファンも多かろう。しかしこれまで、幾度となく常人ならざる記録を打ち立ててきた羽生選手。「銀メダル予想」はもちろん、ファンの期待をもはるかに超える演技を見せてほしい。
(芝公子)