「だいすけおにいさん」こと横山だいすけの歌に批判が集中している。事の発端は2月2日、横山の冠番組「だい!だい!だいすけおにいさん!!」(Huluで配信)でのこと。絵本作家ののぶみ氏が作詞した「あたしおかあさんだから」が放送されたが、その歌詞が「いい母親を強いるものだ」として批判が巻き起こった。
これを受けて横山は2月8日、公式ブログで謝罪。ブログに「みなさんを傷つけてしまったり辛い思いをさせてしまいました」と綴ったのである。しかし横山はこの歌を歌っているにすぎず、「だいすけさんが謝罪する必要なない」「お兄さんは何も悪くない」といった意見も少なくない。
「この歌は『母親になったら子ども第一で自分を捨てろ』と取られかねない歌詞です。作詞をしたのぶみ氏は男性で、歌詞は母親たちの体験を聞いた上で作ったものだと釈明していますが、父親の姿もまったく見えませんし『母親だけが苦労と我慢をするのは当然なのか?』と大炎上してしまいました。配信元の『Hulu』からも削除され、弁明を繰り返していたのぶみ氏も謝罪に追い込まれてしまった。人気絵本作家の歌詞がこれほど炎上するとは、誰も予想していなかったのではないでしょうか」(エンタメ誌ライター)
のぶみ氏といえば、ベストセラーになった絵本「ママがおばけになっちゃった!」(講談社)で有名。だが、こちらについても「泣かそうとするいやらしさがある」「母親の死という題材に疑問」「メッセージが押し付けがましい」といった批判があがっていた。また「0から6歳の間にお母さんの愛が入ってないと思春期でグレてしまう」など、極端な物言いが多いことから反感を覚える人は少なくないようだ。
ただし、「自分を犠牲にして頑張ってる母親は偉いと思う」「私はこの歌で勇気をもらった」など、歌詞に共感する意見が多いのも事実。
のぶみ氏は「いつかおかあさんの気持ちをちゃんと書く」ことも明言しているが、横山との再タッグはあるだろうか。
(笠松和美)