視聴率低迷に揺れるフジテレビが3月5日、18年4月期の番組改編を発表。とんねるずの石橋貴明がスタートさせる「石橋貴明のたいむとんねる」など、新番組の概要が明らかになった。そのなかで、ある芸人の出演がひそかな話題になっているという。
「水曜20時の新番組『林修のニッポンドリル』にて、お笑いコンビ『千鳥』のノブがメインアシスタントに就任することが決まりました。2000年結成の千鳥はその実力を広く認められており、お笑い系のコンテストでは決勝の常連ながら、岡山弁を駆使した“クセの強い”芸風は番組MCには不向きとの評価も。それがこの1月にはついに『世界の村のどエライさん』(フジテレビ系)で初のキー局MCをゲット。そして今回は片割れのノブだけながら、20時というゴールデンタイムで重要なポジションを得るに至った形です」(芸能ライター)
お笑い番組ではすでにおなじみの千鳥。一時期に比べ芸風の“クセ”もマイルドになり、一般受けするようになったということか。だが今回のレギュラー就任は、千鳥に対する論功行賞の意味が込められているというのだ。
「千鳥がMCを務める『世界の村のどエライさん』は、一昨年末に終了した『SMAP×SMAP』の後継。この枠ではSMAP解散に伴う経緯もあって、その後継を担うのはいわば貧乏くじだと言われていました。視聴率も3%台など壊滅的で、番組自体もほとんど話題になっていません。そんな罰ゲーム的な番組をあえて千鳥が引き受けたことを評価し、今回の番組改編で美味しいポジションを与えたのかもしれません」(前出・芸能ライター)
「ニッポンドリル」が水曜20時枠に入ったことで、それまで放送されていた「世界の何だコレ!?ミステリー」は1時間繰り上がり、香取慎吾の「おじゃMAP!!」の後釜番組となる。ここでもSMAPが関係しているあたり、やはり千鳥の抜てきには意味があると勘繰られてしまうのかもしれない。
(白根麻子)