3月17日に放送された「NEWSな2人」(TBS系)に早稲田大学教授・枝川義邦氏が出演。現代人が陥っている“スマホ依存症”について紹介された。
「枝川氏によれば、2030年までにスマホ依存者が急増することで、“日本人の4人に1人”が引きこもりになるかも知れないと語りました。その原因として、世界中でスマホ依存者が増えていて、日本でも28%の人が『依存症ではないか』と言われていることを挙げています。しかし、これに対しNEWSの加藤シゲアキが『別にスマホに依存してても、本人が幸せでそれなりに生きていければ良くないですか?病的なリスクは感じられない…』と反論しました」(テレビ誌ライター)
加藤の言うように、例えば家電や鉄道、車など劇的に生活を便利にするものに頼っているとしても、現代の暮らしに欠かせないものであれば「依存症」とは言われない。ところが「スマホ依存」には“脳へのリスク”があるのだという。
「続けて、枝川氏は『脳の中では変化が起きているんですね。スマホをいじって、ネットで動画を見て、テレビもつけている…これを“デジタルマルチタスキング”って言うんですけど、これを長い時間続けている人は、脳の神経細胞のダメージが大きいんです』と、スマホに依存すると結果的に“ながらスマホ”になることで起きる弊害を挙げました。さらに『いろんな判断をしたりスケジュールを立てたり人間らしい活動をする時に必要な“前頭前野”っていう場所があります。こういったところが(デジタルマルチタスキングによって)ダメージを受けやすくて、続けていると機能が落ちてしまう』と解説。つまり、加藤の言ったことは間違いではなく、脳の機能低下がコミュニケーション能力を下げ、結果的に引きこもるという理屈だったのです」(前出・テレビ誌ライター)
要は「ながらスマホ」が危険だというわけだ。ネット上でも「俺もスマホ依存だからどうにかしないと」「スマホ見ながらテレビ見てるわ…」「自分で判断するの苦手になったかも」と、番組を視聴し“ながら”呟くコメントが上がっていた。