働く女性たちにとって、気になるのは自分の評価ですよね。「こんなに頑張っているのに、なぜ評価が低く、給料も低いのかしら…」。そんな風に感じていませんか?
政治学者である石田淳さんの「仕事も、プライベートもうまくいく! 働く女性の行動科学マネジメント」(学研プラス刊)によると、重要なことと不要なことをしっかりと見分けて、重要なことだけに力を注ぐことこそ、早く結果を出す方法なんだとか。
仕事は、やらなければならないこと、やったほうがいいこと、やる必要のないことの3つに分けられますが、実は「やらなければならない」仕事はやっかいなことが多く、面倒という気持から後回しにしてしまいがち。そして、手軽に始められるような「やったほうがいい」仕事から手をつけて、満足感を得てしまう傾向があるようです。これは「ムダな努力」と石田さん。「やったほうがよい」仕事に3時間かけるよりも、「やらなければならない」仕事に1時間集中して取り組んだほうが、よい結果につながるのだそうですよ。
また、プレイングマネジャーである田島弓子さんの「働く女性 28歳からの仕事のルール」(すばる舎刊)で述べられているのは、結局、「会社目線」でいえば、結果が出ないと評価はできないということ。逆にいえば結果がすべて。結果が出なければ、頑張ったという「自分目線」の自己評価は、意味のないことともいえます。このことも、きちんと留意しておきたいものですね。