近年、若年性更年期障害という言葉を耳にすることがありますが、「もしかして自分もそうかも!」と不安になったことはありませんか? これは、30~40代前半の更年期ではない女性が、早くから更年期障害と似たような症状が出ることをいうのだそうです。
キッコーマンや小林製薬のサイトではその原因として、ストレスや冷え、不規則な生活習慣による自律神経失調症、PMS(月経前症候群)、無理なダイエットなどにあるのではないかと書かれています。その中でも気になるのが、自律神経失調症のこと。詳しくみていきましょう。
医師の大森啓吉さんの著書「自分で治す女性の自律神経失調症」(主婦と生活社刊)によると、全身症状としてはだるい、疲れやすいなど、精神症状としては不安感、イライラなど、その他たくさんの症状があるそうです。
そして、自律神経失調症はいくつかのタイプに分類されるのだとか。それは、生まれつき自律神経の調節機能が乱れやすい「本態性」、自律神経機能には異常がないのに心理的要因が強いために自律神経に変調をきたす「神経症型」、日常生活の心身のストレスによる「心身症型」、慢性的なストレスによる「抑うつ型」、睡眠リズムが乱れることなどによる「生活習慣性」の5つ。
これらに心当たりがあれば、心療内科で診断してもらうのがよさそうです。他の病気ということもありますので、症状が強い場合には、早めの受診が賢明ですね。