弘法も筆の誤り。アナウンス力の高さに定評があるフリーアナウンサーの阿部哲子がやらかした。
4月10日に放送されたバラエティ番組「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に、レギュラーMCの阿部哲子アナが出演。同番組での阿部アナはキレのあるトークに加え、出演者に鋭いツッコミをすることが持ち味。ミスが少ない司会ぶりでも知られている。しかし、この日の放送は違った。
いつものようにランキング形式でニュースを取り上げたのだが、プロレスラーでMCの蝶野正洋が「第5位、日刊ゲンダイ、宇多田ヒカルで気になった、バーテンダーの離婚率」と次のテーマを紹介すると、続けて阿部アナは「宇多田ヒカルさんが2度目の離婚を発表したことについて“夕刊フジ”はバーテンダーの離婚率が高いことに着目しています…」と、「日刊ゲンダイ」の報道であるにもかかわらず、「夕刊フジ」と言い間違えてしまったのだ。
「原稿の書き間違えか、阿部アナの勘違いなのか真相はわかりませんが、『日刊ゲンダイ』の記事を競合紙である『夕刊フジ』と言い間違えたのは致命的でしたね。『日刊ゲンダイ』の記者も苦々しく思っているはず。しかも、番組終了まで訂正すらありませんでした」(週刊誌記者)
実は昨年も阿部アナはやらかしていた。17年7月26日放送の同番組で、富山市の機械メーカー不二越(ふじこし)の会長が「富山で生まれた人を極力採らない」などと発言し、同社のHPで謝罪した件を報道。その際、阿部アナは“ふじこし”を“ふじえつ”と読み間違えてしまった。この時は、番組内で訂正と謝罪をしていたのだが……。
滅多にないミスがニュースになるもの、名アナウンサーの証拠だ。
(石田英明)