ヒラの刑事からはい上がり、刑事憧れの捜査一課長になった内藤剛志演じる、主人公・大岩純一が人気のドラマ「警視庁・捜査一課長」(テレビ朝日系)。4月12日からはシーズン3がスタートし、平均視聴率は12.7%と、安定した人気を保っている。
今シーズンでは、これまで主要キャストだった斉藤由貴が降板。替わって安達祐実が加わった。主演の内藤と安達は、1994~95年に放送され、最高視聴率37.2%を叩き出し大ヒットした「家なき子」(日本テレビ系)で、父娘として共演して以来の顔合わせという点でも注目された。
「斉藤演じる“大福”の愛称で人気だった平井真琴は、警察庁へ出向。安達演じる谷中萌奈佳は、元人気柔道選手で、現在は警視庁広報課に勤務しているのですが、過去に自死した元刑事で大岩の同期の娘という設定です。今シーズン第1話は、現在起きた殺人事件と、萌奈佳の父の死に繋がりがあると感じた大岩が、萌奈佳を捜査に加えるところから始まります。その導入もすんなりとしていて、自然と話に入っていけました。逆に、斉藤のロス感も違和感も全くありませんでした」(テレビ誌ライター)
では、この先、斉藤は完全に消えるのだろうか?
「物語上では、あくまでも出向扱いです。同ドラマは、初回や最終回で2時間スペシャルとなることがあります。同局の『相棒』のように、スペシャルで鑑識から警察学校に出向した米沢守(六角精児)の出演例もありますから、今後、斉藤が出演する可能性はあると思います」(前出・テレビ誌ライター)
確かに、愛称も“大福”と“最中(萌奈佳)”と和菓子繋がりというのも、今後の伏線かもしれない。